みなさん、こんにちは!微酸性次亜塩素酸水を製造・直販しているジアックスです。

最近、何かと話題になっている「次亜塩素酸水」というワード

どうしてメディアが食い付いて報道しているかというと、「次亜塩素酸水」というワードは今、パワーワードになっているんです。この次亜塩素酸水という言葉を使えば視聴率が稼げる、次亜塩素酸水というワードを使えばyoutubeの再生回数やチャンネル登録者が増える。

そう言った観点から、「次亜塩素酸水」のワードが社会問題として取り上げられています。

そもそも次亜塩素酸水は除菌液で消毒剤ではないのですが、SARS(重症急性呼吸器症候群)・MERS(中東呼吸器症候群)・インフルエンザ・ノロウイルスなどに高い除菌効果を発揮する(次亜塩素酸)が新型コロナウイルスに有効性があるかもしれないということでNITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)で効果検証をしているのです。

5月29日に新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します(第2弾)~物品への消毒方法の選択肢がさらに広がります~として資料が発表されましたがそれは界面活性剤の有効性であり、「次亜塩素酸水」は継続して検証していくという発表でした。

それを、一部のインターネットメディアが、
次亜塩素酸水を「新型コロナへの有効性は確認されず」というタイトルでヨダレを垂らしながら先走ってしまいテレビが飛びついてしまったというわけです。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1255807.html
5月29日の時点で、タイトルが「新型コロナへの有効性は確認されず」としていたものを5月30日には「次亜塩素酸水、噴霧での利用は控えて」と変更してしまっているのです。

わかりますか?

記者は、特ダネを仕入れたと思い誰よりも先に記事が出したかったのですがタイトルの重要性や自身の取材力を無視して欲望に走ってしまい、タイトルを修正したんです。真面目な記者ならば「タイトルの切り口」や「文章の校正」を何度も見返してプロであれば記事を責任持って発出するのですが、今回はその程度の記者だったのかもしれませんね。

もう一つの隠れメディア

現在ではテレビを見ても情報がスポンサーに偏った放送が少なくありません。そのため年々視聴率も落ちていてネットメディアの方が発達しています。

しかし、今回の「次亜塩素酸水」に関してはパワーワードとして多くの方がyoutube動画で一般人を煽る動画を垂れ流してしまいました。

次亜塩素酸水というパワーワードは多くの再生回数を呼び、チャンネル登録者が伸びない動画作成者にとっても取り上げたくなる情報だったに違いはありません。

そして、多くの一般人が「次亜塩素酸水」の間違った作り方を勉強してしまい、使用方法を間違ってしまった方がいらっしゃいました。

アルコールや次亜塩素酸水、ナトリウムの注意点

国民生活センター

新型コロナウイルスが猛威を振るっていた3月4月、世界がみんなパニックに陥ってしまいましたよね。今までは当たり前に朝起きて日中仕事に行き夜家に帰ってくるというスタイルから、「テレワーク」というスタンスに変わりました。コロナ収束のために自粛をして極力感染しないようにみんな気をつけながら生活していました。

そんな時に、感染しないように「うがい・手洗い」の他にアルコールや次亜塩素酸の活用が一気に増加しました。
みんな有効なものがわからずに、アルコールや次亜塩素酸と名前のついた商品を手に入れましたがそこに目をつけた粗悪品を売る業者がいたわけです。

アルコールに関しては、消毒用のアルコールでなければ有効性はないものの消毒用ではないアルコールを販売して生産が間に合わなくなるほどの勢いがありました。

そして、次亜塩素酸に関しては、低濃度の空間噴霧ではなくて「ナトリウムによる空間噴霧」を謳うことも残念ですが現実であった出来事でした。

確かに日に日に感染が広がっていく中で、きちんとしたものの判断力が薄れてしまうことは仕方がないかもしれませんがそこに目をつけて、イケイケで売るような行為はアルコールや次亜塩素酸を売る業者としては反省しなくてはいけないことかもしれません。

「アルコールでも消毒用でなければ効果なし、次亜塩素酸でもナトリウムの空間除菌は有害になる」

そのぐらいは、注意喚起としてテレビのCMに税金を使ってやった方が良かったかもしれません。

業者(メーカー)ならば知っているはず

次亜塩素酸とは、インフルエンザ・ノロウイルスなどあらゆる菌をやっつける優秀な存在です。
そして、消臭効果もあるとても良い性質を持っています。

しかし、上記に述べたように「次亜塩素酸ナトリウムを希釈して売っている」業者もいるんです。
ホームセンターやなんとかの殿堂とかにいけば粗悪品が売っていることがすぐわかります。

流行りに乗じてナトリウムを希釈しただけの次亜塩素酸は、ナトリウムにしか過ぎません。

ラベルを見れば、「次亜塩素酸水」「次亜塩素酸ナトリウム」としか記載がないゆえに液性の特性上どのくらい
「製造時から液性が下がるのか」を見ることができません。

綺麗に着飾ったボトルの中に、次亜塩素酸水の液性症状を説明しなくてはなりませんよね。確かにナトリウムを入れれば使用期限は半年や1年と未開封では保存できるでしょう。

ですが、純粋な電気分解で製造した次亜塩素酸水は最長でも1ヶ月が限度であると私たちジアックスはメーカーとして思っています。

混乱に乗じて、ナトリウムを希釈して保存期間を伸ばすようにした次亜塩素酸水は多くのメディアと一般消費者に混乱を与えてしまっています。

しかしながら、製造企画をする時に次亜塩素酸水の液性を知って入るメーカーならば、わざわざそのように小細工しなくても純粋に販売すれば良いのではないでしょうか。

今回の混乱を第2波に生かすためにメーカーにできること

「次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムを別物」として扱ってください。ということはSNSや動画などで情報発信されている方も見られます。

ただ、それだけを伝えているだけでは独り言になってしまいます。

「空間噴霧が次亜塩素酸水なら安心」と伝えても、粗悪品などなんちゃって製造機などで作れば、それは、ナトリウムですから空間に噴霧してしまう消費者もいるはずです。

次亜塩素酸水を空間除菌できると動画などを見ていたら、ナトリウムと区別がついていない人は空間噴霧してしまいますよね?

ナトリウムを空間に噴霧すれば目の粘膜を傷めてしまうことや、呼吸困難などの症状やかぶれなどの症状も出る方もいらっしゃいますので空間噴霧はしないほうが賢明でしょう。

加湿器で空間噴霧できる次亜塩素酸水はメーカーが何千万単位で分析センターなどに依頼してデータを取っているもので、空間に噴霧してはいけないナトリウムは、次亜塩素酸水ではないんですよね

そこを、別物として考えてくださいと注意喚起していますがテレビも新聞も時間上、文字数上はぶいて消費者の方に伝えてしまって混乱が起きてしまっています。

確かに、それだけはぶいたテレビなどを見ればお子さんを学校に預けている親御さんたちは心配すると思います。自分自身に置き換えてもナトリウムを噴霧されていたら子供の健康に心配になりますからね。

しかし、ナトリウムではない次亜塩素酸水の加湿器による空間噴霧はそのメーカーがデータを持っていると思いますのできちんと説明を聞いて理解した後に空間噴霧すれば良いのだと思います。

今回の混乱は国外の製造機などによる粗悪品の影響と、利益を優先したナトリウム希釈業者の行動が浮き彫りになったのと、私たち純日本のメーカーが情報の伝え不足をもっと発信していければと考えるきっかけにもなりました。

次亜塩素酸水は日本で誕生しました(国産)

次亜塩素酸水という液状は日本製です。昔、戦時の時、海外で塩素ガスのが化学兵器として使用されていました。それを安全に使用できないかということで先人による安全な日本製の次亜塩素酸水が誕生しました。

次亜塩素酸水は食品の洗浄や歯科・内視鏡の殺菌などに使われておりその信頼性から業務用途として幅広く使われてきました。

そして、アルコールでは太刀打ちできなかったインフルエンザ・ノロウイルスへの強力な除菌性能を発揮し、コロナウイルスにも期待がされていたのです。

新型コロナウイルスへの有効性は検証継続中ですが、有効性があるならばアルコール以上の性能を持つ液体が進化するでしょう。

どんなウイルスにも除菌力を発揮する「次亜塩素酸」

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムが同じような名前を持っており、皆さんは混乱してしまうかもしれませんが「水」と「ナトリウム」の違いで「次亜塩素酸」という分子は切っても切り離せないのです。

菌を破壊するのは水でもなくナトリウムでもなく、次亜塩素酸なんですね。
そのため、水とナトリウムの二つの名前に分けられました。

電気分解で製造される酸性の次亜塩素酸水、アルカリ性で皮膚などに付着するとヌメヌメして有機物と反応し有害な物質に変わる次亜塩素酸ナトリウム。

人間のpH(ペーハー値)が7とすると、2〜6が酸性域で8〜14がアルカリ域となっていてアルカリ域が悪さをしてしまうことが多いのです。

そのため、酸性域の次亜塩素酸水は安全ですよと言われています。

たくさんの風評に惑わされないために

次亜塩素酸水のワードはSNSなどで盛んに発信されておりますが、皆さんに気をつけていただきたいのは、

  • テレビや新聞・動画・訳のわからない教授・学者・コンサルタントなどの情報に振り回されないこと
  • SNSで不確定なことを言わない
  • 次亜塩素酸水の商品はラベルを確認すること
  • 安易に自分で製造しないこと
  • ナトリウムの文字があれば購入しないこと
  • 加湿器によるナトリウム空間噴霧はしないこと
  • 化学物質アレルギーの人がいるときは使用しないこと
  •  以上をとりあえず頭に置いておいていただければ自分が不利になることはないと思います。

最後にメーカーとして

今回の混乱を招いてしまっている業界ですが、不確定な情報により申し訳なく思っています。

「申し訳ありません。」

私たち、ジアックス次亜塩素酸水は次亜塩素酸水を注文製造・工場直送としていますのでたくさんの作り置きはできません。ご予約のあったお客様に工場直送で次亜塩素酸水をお客様のもとへお送りしています。

それは、次亜塩素酸水をジャブジャブと使っていただきたいのと、最長で製造時濃度が1ヶ月しか持たないのでなるべく新鮮にお使いいただきたいと思っています。

1ヶ月経ってしまうと製造時濃度はやく半分近く失われてしまいます。ですから、使う時に使用していただき長期保管をしないようにしていただきたいのです。

私たちは次亜塩素酸水はお刺身と同じくらい保存に向かないものであり、新鮮なうちが一番と思っています。

雑貨店やホームセンターの店頭に並べてしまっては「ただの水」になってしまいます。それではメーカーとしての責任がないのでは?液性を知る専門性がないのではと皆様にご不安を与えかねない売り方になってしまいます。

ですので、特殊ではありますが港の漁師のようにジアックスは新鮮直送を心がけて日頃ご愛顧いただいている皆様にお届けしています。

私たちは加湿器による空間除菌についてはよくわからないのですが、次亜塩素酸水で野菜や体内に入れるものなどを洗浄した後に、水で最終処理することをしてください。

福島の時もそうでした。風評を作るのはいつだってメディアです。(セシウムさん、セシウムさん)とお米を罵っていました。今回も、次亜塩素酸水に対して風評を作ったのはメディアです。専門家ではない人をスタジオに呼び、消毒剤ではない次亜塩素酸水のことを「消毒剤の次亜塩素酸水は危険だ、WHOも言っている!」などと言っていました。
どうか、この風評を作り上げる、いじめを助長するメディアがきちんと発信してくれたらみんなテレビを見るようになるのではと思います。
次亜塩素酸水を作るメーカーとしてお伝えさせてください。もし、この記事が皆様の役に立ったならSNSでご紹介していただければ幸いに思います。いつかネットを見たときに拡散されているこの記事を私たちが拝見することがあれば、少しは皆様の役に立つことができたと幸せに思うことができますので。